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2024/08/06

運動と塩分

 運動時に塩分が必要な理由

汗による塩分の喪失

運動中に汗をかくと、体内のナトリウム(塩分)も一緒に失われます。
ナトリウムは体内の水分バランスを保つために重要な役割を果たしており、不足すると以下のような症状が現れることがあります

  • 脱水症状:めまい、頭痛、疲労感など
  • 筋肉のけいれん:ナトリウム不足は筋肉のけいれんを引き起こすことがあります。
  • 低ナトリウム血症:重篤な場合、意識障害や痙攣が起こることがあります。

     

    運動時に適切な塩分補給方法

    運動中に失われる塩分を補うためには、以下のような方法があります:

    1. スポーツドリンクの利用

      • スポーツドリンクには適切な塩分(ナトリウム)と糖分が含まれており、運動中の水分補給とエネルギー補給に役立ちます。
      • 市販のスポーツドリンクは、ナトリウム濃度が0.1~0.2%程度含まれているものが多いです。
    2. 塩タブレットの利用

      • 長時間の運動や激しい運動を行う場合、塩タブレットを携帯して適宜摂取することが有効です。
      • 塩タブレットはナトリウムの他にカリウムやマグネシウムなどの電解質も含まれていることが多く、総合的な電解質補給に適しています。
    3. 塩分を含む食品

      • 塩分を含む軽食(クラッカーやプレッツェルなど)を摂取することも一つの方法です。
      • 運動前や運動中に適量を摂取することで、ナトリウムの補給が可能です。

    具体的な塩分摂取量の目安

    運動中にどれくらいの塩分を摂取すべきかは、個々の体質や運動の強度、環境条件によって異なりますが、一般的な目安として以下が参考になります:

    • 1時間あたりの塩分補給
      • 軽度から中程度の運動:300~500mgのナトリウム
      • 激しい運動や高温多湿の環境:500~1000mgのナトリウム

    運動前後の塩分管理

    • 運動前:運動開始前に適度な塩分を含む軽食やスポーツドリンクを摂取することで、運動中の塩分不足を予防できます。
    • 運動後:運動後は失われた塩分と水分を補うことが重要です。スポーツドリンクや塩分を含む食事で適切に補給しましょう。

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